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2014.01.11

ぷよぷよ連載小説・第一話

どうも、お待たせしましたぷよ小説!ついにスタートです!

今回は主人公目線(アルル目線)で話が進むわけですが、
相変わらず謎シチュエーションなので5,6話まで行かないと話の流れが掴みにくいかも…
(自分で話の流れ作っててそう思いました)

まあそんなこんなで第一話、追記よりお読みください!










【夢の中での、再会】








何も見えない、何も聞こえない、ただただ真っ暗な暗闇の中。
ボクは前も後ろも見えない長い長いこの空間をひたすらに走り抜けていた。

何で、ボクは走っているんだろう…?

そんな疑問もあった。でも今はそれどころじゃなくて、ただただ前に向かって走っていた。
でも、

「!!」

急に『何か』に足を絡めとられて、ボクはバランスを崩してよろけてしまう。
あわてるボクになんか構いもせず、『何か』はボクの足をひしとつかんで離れてくれない。

逃げられない!

「ぃ…嫌だ、こ…わ、いよ…」

ボクは必死にもがいて、声を振り絞った。
でも『何か』は足だけじゃなくて腕や胴体にも絡みついてくる。

誰も来ないよ…怖いよ…
ボクが諦めかけた、その時。

コツ…コツ…コツ…

誰かの足音。それも、一人じゃなくて何人も!
その足音は、ボクにだんだん近づいてくる。それと同時に、眩しい光が見えてくる。

その人たちは、ボクの目の前で立ち止まった。

銀髪で、黒いマントを羽織った人。綺麗な青い髪をポニーテールにした人。
金髪で、青いローブを着ている人。エメラルドグリーンの髪に、金色の角をはやした人。
髪をショートカットにして、赤い服を着た人。

キミたちは…誰…?

ボクの前に現れた5人は、それぞれボクに手を差し伸べてくれた。
そして、銀髪の人がボクに言った。

『お前の名前は………』

ボクの視界が、そこでやがて途切れていく―――違う!その人たちが、徐々に消えていく。
全部光に飲まれていく。ボクも、その人たちも。でも、その中でボクが最後に聞こえたのは―――

『アルル!』



「っ!!」

目が覚めた。
もう少し布団の温もりを感じたかったけど、半身をゆっくりと起こす。

白い壁にかけられたアーマー、大きめの窓から差し込む太陽の光、
こぢんまりと置かれた棚のそばに置かれた外出用の大きなリュック。

辺りをどう見渡しても、紛れもなくココはボクの部屋。
あのモーレツな暗闇から開放されたとボクは知り、自然につぶやいていた。

「…夢オチぃ…?」


ボクが住んでいるのは、『クラレス』っていう国の中心部にある街『王都』
の割と近く(まあ、湖をはさんでるけど)の、『パオーラ』って言う街。

そんでもってさらに言うなら山がたくさんあるパオーラの中でも、
比較的大きめの山のてっぺんにある『魔導学校』ってところに住んでる。

『魔導学校』って言うのは、子供たちが魔法とかを勉強するところで、
皆パオーラの町とは全然違うところに住んでるけど魔導学校はベッドとかもあるから
長い時間滞在してても大丈夫なんだ。


「みんな、おはよー!」

ボクは今に駆け込むなりなるべく元気よく言ってみた。
そのまま食卓机に言って、いすに腰掛ける。

「あらあら、それでは皆さん揃いましたね…じゃあ、いただきましょうか」

ボクが席に着くなり、勉強を教えてくれるアコール先生が皆に呼びかける。
先生の呼びかけで、ボクを待っていた(皆、ゴメンネ・・・)皆が手を合わせる。

「いただきまーす!」


「そうそう、皆さん」

食べ始めてから十分ぐらいして。皆それぞれおしゃべりとかをしてたけど
アコール先生の声で一斉に先生のほうを向く。

「今日は『都』に行く日ですよ!」

先生の言葉に、皆ががやがやと騒ぎ出した。

さっきもいったとおり、魔導学校がある山は比較的高い山。
あんまり軽い気持ちで上り下りすることができない分、
都(パオーラの街のことね)に行くのも滅多にない事なんだ。

だから皆、都に行くのを取っても楽しみにしてるんだ!(もちろん、ボクもね)

「うわぁ、都かぁ…行くの久しぶりだなぁ…」

都の様子を想像するようにうっとりと目を伏せたのは、アミティ。
いっつも元気で明るい女の子だけど、ちょっとドジな所もあるんだ。

「ふふ…楽しみですわね」

そういって笑う女の子は、ラフィーナ。
良家のお嬢様で、すっごく美容のことに詳しくて…あと、体術も得意かな。

「うんー、たのしみー」

こくりとうなずくのは、シグって言う男の子。
いつもボーっとしてるけど、大好きな虫のことについてはとっても詳しいんだ。

「わ、私も、とっても楽しみです…!」

おずおずと会話に入ってきたのは、リデル。
内気な女の子だけど、野生の動物たちとはとっても仲良しで、心を通わせることができる。

「先生!今日は何をしに都に降りるんですか?」

先生に質問しているのは、クルーク。
とっても物知りで頭がいいんだけど、ちょっといやみな性格の男の子。

「あたしらも楽しみだな、アルル!」

そうボクに話しかけてきたのは、ドラコケンタウロス(ボクらは「ドラコ」って呼んでる)。
自分の事を最強の美少女って呼んでるドラゴンと人間のハーフの女の子…なんだけど、
ボクとドラコにはとある事情があるんだ。

実はボクが魔導学校に来たのは、どうやらある日ボクとドラコが山道で倒れてて、
それを虫取りをするために森を散策してたシグが見つけたって事…らしい。

でも不思議なのは、ボクもドラコも倒れてたその前の記憶が何にもないってこと。
ドラコはあんまり気にしてないみたいだけど、割とボクは気になってる。

今日の夢のこともあるし…うーん、もやもやするなぁ…。


「皆さん、つきましたよ…都です!」

アコール先生が言うと、皆の顔にぱっと光が灯る。
…そう、ボクたちは割と過酷な山くだりの末に都についたのだっ!

大きな木の門をくぐると、都の明るさと華やかさが一気に僕の目に飛び込んでくる。

石畳の上をはしゃぐ子供たち、買い物をしている女の人に呼び込みをする陽気なおじさん、
喫茶店で優雅にお茶を飲む人々、子供たちに風船を配るお兄さん…。

ボクたらは、門の前にある小さな広場に駆け出して、思いっきり深呼吸した。
これでこそ都の賑やかさ、ボクたちが楽しみにしていた空気!

「さて、皆さん…お金はあらかじめ持ってきましたね?」

「はい、先生!」

アコール先生の問いかけに、ボクたちは一斉に返事してお財布を出した。
一人につき5000ゴールド…。お金に触る機会がないボクらからしてみれば結構な大金だ。

「今日は、その5000ゴールド以内であれば自由に買い物をしていいですよ」

アコール先生がボクたちに言うと、皆はまたがやがやしだす。
(まあ自由に買い物できる機会なんて、滅多にないしね)

「それと…12時までには此処に戻ってくるようにしてくださいね」

「はーい!」

アコール先生が言うと、皆声をそろえて返事した。
それを聞いたアコール先生は満足そうにうなずいて、半歩下がっていった。

「それでは皆さん、いってらっしゃい!」

アコール先生の言葉を合図に、ボクたちは一斉にそれぞれの買い物場所へ駆け出した。


買い物が終わって、皆で待ち合わせ場所でアコール先生を待っていた。
10分もしないうちにアコール先生が駆け出してくる。

「皆さん、遅れてしまってごめんなさいね…実は先生の買い物、もう少しかかりそうなの。
東門の近くにある食堂で、先にお昼ご飯を食べていてくれないかしら」

「わかりました、先生!」

ぴしっ!と手を上げて、真っ先に返事をしたのは、アミティ。
アコール先生は「それでは、行ってきますね」と、買い物のほうに戻っていった。


お昼時、がやがやと人があふれるパオーラの中でも大きな食堂。
ボクらは、そこで余ったゴールドを使ってお昼ごはんを食べていた。

「そうだ、皆は何を買ってきたの?」

好物のハンバーグを美味しそうに食べていたアミティが、
あるときその食べる手を止めてボクらに聞いてきた。すかさずラフィーナが質問する。

「アミティさんは、何を買ってきましたの?」

「んーとね…あたしは毛糸だよ!これで今度は冬用のあかぷよ帽を作るつもりなんだ!」

アミティが、今かぶっている自分のあかぷよ帽をいとおしそうにそっと撫でた。
「ふーん」とラフィーナは、アミティが持っている紙袋の中身に納得したみたい。

「私のは…見てください、トレーニング用のダンベルですわ!」

ラフィーナがそういって見せたのは、いかにも重そうな真っ黒いダンベル。
…そっか、ラフィーナは自分の筋力も鍛えているんだっけ。

「シグは、何を買ったの?」

「んー、えっと…」

アミティがシグに言うと、シグはおもむろに小さな紙袋から何かを取り出した。

「カブトムシようの、ゼリー」

そういってゼリーを皆にしばらく見せた後、シグはそれをまた小さな紙袋にしまいこんだ。
(結構前にシグが山でカブトムシを捕まえたっていう話してたなぁ…それ用かな?)

「リデルさんは?」

「あ、えっと、私は…こんなものを…」

ラフィーナの問いかけに、リデルはおずおずと袋から出したものをみせる。
それは、小さな木彫りの鳥の置物。空に向かってさえずっている形だ。(と、思う)

「一応、置物とは別にお守りとしても使えるんです…可愛かったので、買っちゃいました」

恥ずかしそうに下を向くリデルを見て、アミティがにぱっと笑う。
するとアミティはその笑顔のまま、クルークにもさっきとおなじ質問をする。

「クルークは、何買ったの?」

アミティが言うと、クルークは待ってましたとばかりに大きな袋から分厚い本を取り出した。
それを見るなり、アミティは首をかしげる。

「クルーク、なぁにその本?」

「ふふん、この本は今も現役として活躍中の大魔導師が書いた本さ!
君たちにはその魅力が解らないだろうが、この本を書いた魔導師は何十年も前に
独自の魔法を開発し、魔導に詳しい人ならその名を知らない者はいないという有名人で…」

う、うわー…また始まった。クルークは大好きな魔導の関係になるとそれはもう
べらべらと喋りがとまらないんだっけ…。と、とりあえず無視しよう。

「ドラコは、何を買ったの?」

気を取り直したアミティがドラコに聞くと、ドラコは早速というように紙袋から何かとり出す。
それは…ひらひらしたフリルとたくさんのリボンで飾られた、真っ赤なワンピース!

「へっへーん、可愛いだろ!まさにあたしみたいな美少女にぴったりだなっ!」

そういってドラコは、服を体に押し当てて早速自分が着てみた姿を思い浮かべているみたい。
それをラフィーナは横目で見やりながら(ラフィーナも自分の見た目に自信があるみたいで、
たまーにドラコと言い争いになってるんだ)今度はボクに声をかけてきた。

「アルルさんは、何を買ってきましたの?」

「ふぇっ!?…えーっと、ボクは…」

急に声をかけられてちょっとびっくりしてどもっちゃったけど、ボクは急いで
イスにもたれさせていた袋から買ってきたものを取り出した。

「ぼ、ボクは今度作るカレーの材料…かな」

そう、今日ボクが買ってきたのはカレーに使う野菜やカレールー。
カレーはボクの得意料理で、ボク自身もとっても大好きな料理なんだ。

たまにこうやって皆にもカレーを作って、食べたりしてる。

「わぁ、またアルルのカレーが食べられるの!?
アルルの作るカレーは美味しいから大好きなんだぁ…!」

声をあげたのは、アミティ。いつの間にかハンバーグをぺろりと平らげて、
イスにもたれかかっていた。

まぁそんな感じに僕たちがおしゃべりしていると、アコール先生が食堂に駆け込んできた。
ボクたちが、取っておいた席を空けるとアコール先生はなにやら慌てた様子で席に座る。

「皆さん、お待たせしました…早くご飯を食べてくださいね、先生も早めに済ませます」

そんな風に先生にそそのかされて、ボクたちは早めにお昼ご飯を食べることになった。


「先生、そんなに慌ててどうしたんですか?」

食堂を出てからも焦りが見えるアコール先生に、ついにラフィーナが声をかけた。
(まぁ、先生は普段はおっとりしててゆっくりしてるイメージがあるからね…)

「あらら、皆さん忘れてしまったのですか…時計を見てください」

ボクらは、先生が指差す方向―――東門の目印になっている時計塔―――を見上げた。
そこにある大きな時計に指されている時刻は、午後2時。

「うわっ、もうこんな時間なのかい!?」

それを見て、クルークが真っ先に驚く。
はれ…もう午後2時かぁ。ちょっとしゃべり過ぎて、遅くなっちゃったかな?

「そんなこと言っている場合じゃないよ、全く…こっちへ来たまえ」

そういってクルークは呆れたように方をすくめて、ボクたちをこっちに手招きした。
ボクらが集まってクルークの声に耳を澄ませると、クルークはひそひそ声でこういった。

「…今日は、悪魔の日じゃないか」

…あ、そうだった。

「それなら、早く逃げなくちゃ!」

「そうですわね、行きましょう!」

アミティとラフィーナが真っ先に走り出す。それを追うように、ボクたちも付いていく。
楽しいお昼休みの時間は、バタバタとした逃走モードに早代わりしたのであった…。


「悪魔」って言うのは、昔からこのあたりで悪さをしていると言い伝えられている奴で
人々の食料を奪い取ったり、子供を連れさらったりする奴らしい。

ボクは悪魔が何かしたって言うのは特に聞いてないけど、それははるか昔に
伝説の勇者―――今は、この国の王として王都にいる―――がかなりの重傷を負わせて、
ここら辺に逃げ込んだって言う噂。

それから悪魔はたまにこの都に降りてくるみたいで、
その度にこそこそ何かしようとしてはここに住む人たちに捕まえられるけど
気がついたらもうすでに逃げられてる…っていうのが毎度の話。

「悪魔の日」って言うのは、悪魔がパオーラに降りてくる日を毎月ここの人たちが
王都に報告して、それを王都が統計して割り出した平均的に悪魔が多く来てる日のこと。

これはこのパオーラの街の人なら皆知っていて(王都から、毎月悪魔の日を書いた紙が
各家庭に1枚配られるのだ)皆悪魔がいつ来てもいいように準備に入っているみたい。


…さて、ボクたちは食堂がある東門から、
息を切らしながら無事に魔導学校が建つ山がある南門まで走ってきた。

「まだ悪魔は降りてきてないみたいだ、今のうちに学校に帰るぞ…」

そう言いかけたドラコの声が止まった。その後に、ものすごい物音と
誰かが言い争う声、叫ぶ声が聞こえる。

声のしたほうを振り返ると、そこには酒屋の出入り口で何人もの大男が
帽子を深くまで被った三人の人を取り囲んでいる所だった。男の人の声が聞こえる。

「またきやがって、この汚らわしい悪魔どもめ!!」

「出て行かないのならいい加減大人しく捕まったらどうなんだッ!」

「今度という今度は絶対にぶっ殺してやる、覚悟しろ!」

「今度は使い魔2匹も連れてきやがった、卑怯にもほどがあるぜェ!?」

…そう、南門の前では悪魔をまさに捕らえるところだった。
たまにボクもこれと同じ光景を見るが普段は悪魔一人だった…という記憶がある。けど、
今まさに男の人に捕まっているのは悪魔(顔が見えないけど多分そう)と、それと二人。

ふと、使い魔(と呼ばれていた)二人の顔を隠していた帽子がぱさりと取れる。
そして現れた二人の顔に、ボクは思わずびっくりした。

「…え?」

それは、ボクが今日夢の中であった―――青い髪をポニーテールにした女の人と、
長い緑の髪に、角が生えてる男の人―――その人たちにそっくりだった。

…なんで、夢の中でしかあったことのない人たちがココに…?
ボクには、わからなかった。ただ、その場に立ってその人たちを見てるしかなかった。

「アルル、何やってんの!早く逃げなきゃ!」

…アミティの言葉で、はっと目が覚めた。そうだ、ボクらは逃げなきゃいけなかったんだ。
なんだか使い魔って呼ばれてた二人も気になるけど、とりあえず今は逃げるのが最優先だ。

ボクはちょっぴり後ろを振り返りたかったけど、急いでアミティたちの後を追って
魔導学校のある南門をくぐって逃げ込んだ。


「はぁ…せっかくの買い物気分が台無しですわ」

魔導学校に着いて、皆で(アコール先生は、念のため戸締りを確認しに言ってる)
リビングの部屋の真ん中に置かれた机に落ち着いたとき、ラフィーナがため息をついた。

「ほんとだよー、うきうきしてたのにさぁ!」

それに続いて、ドラコも頬杖をつきながら愚痴っている。
そんな二人をおろおろと見やりながら、リデルがそっとつぶやいた。

「…悪魔さんとは、仲良くなれないのでしょうか…」

その瞬間、みんなの視線が一気にリデルをつく。それに怯えて、
リデルは小さく縮こまってしまう。ラフィーナが、少し強めの言葉で言った。

「…リデルさん、あなたまさか悪魔に同情するつもりですの?
はるか昔から悪事ばかり働き、皆から忌み嫌われているあの悪魔に?」

「…!そ、それは…」

リデルは素直にそう思っていた言葉を否定されて、しばらく言葉に詰まる。
…ボクも、リデルに何か言ってあげなきゃ…

そう思っても、皆に睨まれるのはボクだってすごく嫌だった。
ボクも、あの使い魔の二人も気になるけどリデルの味方になるのには勇気が足りなくて。

…ボクったら、全然だめだなぁ…。
悔しいのともどかしいので、ボクはその緊張した空気に居座ることしかできなかった。


午前1時、満天の星空。魔導学校の側にひっそりとある、小さな庭。
ボクたちが一生懸命に育てた薄ピンクの花が咲いて、月に照らされ幻想的に輝いていた。

「んん…っ、綺麗な星空だね…」

ボクが思いっきり伸びをして、芝生の上に腰掛けた。芝生は花畑に囲まれて、
時折吹くそよ風でさわさわと音を立てて揺れる。

「…それで、話って何?リデル…」

ボクは、話がしたいとボクを誘った人―――リデル―――に声をかけた。
隣でボクの顔色を伺っていた(と見える)リデルは、びくりと肩を上げて少し俯いてしまう。

「あ、えっと、その…ア、アルルさんは、悪魔さんの事、どう思いますか?」

「…!」

今度は、ボクがびくりと肩を上げる番だった。

「リ、リデル…急にそんなこと言って、どうしたの?」

「あ、いえ…今日悪魔をみた時アルルさん、なんだか元気がなかったような気がして…」

図星だった。そう、ボクは悪魔(正確には使い魔だけど)を見たときにあの
どうしようもない驚きと違和感に飲まれていたのだった。

「んー…ボクはなんとも言えないなぁ。味方になるのはちょっと嫌だし、
なんだか敵対したいって言うのもないし…」

「…そうですか…」

ボクが言うと、リデルは少し残念そうな顔をする。普段は頭に生えた角を隠すため
角を巻いた髪がいまは下ろされ、長い緑の髪が月光に反射して輝く。

「…でもね、」

ボクが立ち上がると、リデルははっと驚いた顔をした。
「アルルさん…?」と聞くその顔は、精一杯の不安を感じていたんだと思う、多分。
だからこそ、言わなきゃ。

「ボク、悪魔は絶対に悪い人じゃないと思うんだ。何かを隠して、こらえて生きてる…
それをボクらが汲み取ってあげようとしてないだけだと思う。あんまり確証はないけど…」

ボクはそこで、今日であった使い魔の顔を思い出した。
―――夢の中であった人なんて、多分誰も信じてくれないだろうケド…

それでもあれが夢の中であった人なら、その人たちと悪魔は何か関係があるはずなんだ。
だから、ボクは悪魔を悪い人だって思えなかった…それをリデルに伝えたかった。

「…それでボクね、いつか悪魔が本当に悪い人なのか確かめたいんだ!」

…ちょっと、勢いで余計なことも言っちゃったけど。

「…アルルさん…!」

でも、それを聞いたリデルは、とっても嬉しそうだった。
そして、リデルも立ち上がる。

「わざわざ、お話してくれてありがとうございます…なんだか、元気が出ました」

「そっか、よかった…」

ボクは、リデルに微笑んだ。それをみて、リデルの顔はまた綻ぶ。
リデルは、ぺこりとお辞儀をしてボクの手をとった。

「そろそろ寝ましょう…明日も、きっと早いですよ」

「…うん、そうだね!」

そういってボクとリデルは、足早に庭を出たのだった。



続く



…と言うわけで、ぷよ小説第一話!いかがだったでしょうか?

パオーラって何?なぜにドラコとアルルが魔導学校に?悪魔って誰?
なぜこんなにあらあらの文は状況がわかりにくい?

…みたいな疑問はたくさんあると思います。(特に一番最後)

また何かわかりにくい部分があると思いますが、
そこら辺はまたご指導いただけるとありがたいです。

それでは次回は2月にはあげる予定です!お楽しみに…。
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この記事へのコメント
コンパイル時代の2大ヒロインを選ぶとはいいセンスです・・・ッ!
内容としては期待してもいいかな・・・?くらいですね、いやほら、一話目ですし?ここからどう盛り上がるか・・・期待ですね
状況がわかりにくいとかそういうのは緑色の鳥さんに聞くしかないと思うんだよなぁ・・・
それとアレです、誤字が・・・まぁ長いからしかたないね!!
Posted by マキJOY【伝説の超健全紳士】 at 2014.01.12 11:29 | 編集
   _,,,
  _/::o・ァ<呼びました?
∈ミ;;;ノ,ノ
  ヽヽ

とはいえ一話じゃ世界観も分からないのでそれっぽいことも何も言えないです(・ω・` )

とりあえず舞台はフィーバー世界じゃない(プリンプ無いし)ようですが、今持ってる疑問は
・知らない単語や設定が沢山出てきてぷよ小説読んでる気分じゃない
・町民が悪魔を悪魔とする根拠が不明(魔力や外見で判別すると亜人のドラコやリデルが誤認されそう(ドラコとか現役で悪魔の使い魔(サタンの配下)だし)
・キャラの中では短気で好戦的・自信過剰気味なドラコが悪魔に理由なく保守的な態度を取ることに違和感(むしろ捕える側に回りそう)
・そもそも毎月のこのこと同じ日にやってきて一般人に捕えられて逃げ帰る悪魔ってそんな慌てるほど怖いか……?

ってところですが、どれもこの先まで読んでいれば解消されそうですし
他にも色々あるもののこの段階じゃ何も言えないのでこんなところです。チュンチュン
この先盛り上がって来そうなので期待しています!。チュンチュンチュン

状況がわかりにくいのはオリジナル設定盛ると避けられないです。チュン
一番いいのはオリジナル設定は数話に分けて小出しにすることです。チュンチュン
オリキャラは扱いが難しいですが、上手く使えば良い引き立て役になるのでファイトです。チュンチュンチュン
それと、誤字がかなり多いので投稿前に一度読み返すことをオススメするのです。読み返しても誤字る時は誤字りますがだいぶマシになります。チュンチュンチュンチュン

チュンチュンチュン!(それでは!)
Posted by 雛嬢 at 2014.01.12 14:03 | 編集
マキJOYさま>>

(言えない…これからは割とアルルとウィッチが目立つなんて申し訳なくて言えない…)

…こ、これからの展開にご期待ください!
誤字は私なりに修正してみましたがどうでしょうか…少しはマシになりましたかね?

雛嬢さま>>

先日だけでなく今回もわざわざご指摘ありがとうございます、
オリキャラもそうなのですがメインであるぷよキャラとの扱いに気をつけたいと思います(`・ω・´)
Posted by あらあら at 2014.01.12 20:44 | 編集
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